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Qormino®プロセシングモジュールが実現する、宇宙空間でのディープ・ラーニングAI
2021/10QlevEr Satプロジェクトのフレームにおいて、テレダインe2vの支援でCSUG (Grenoble University Space Centre) とMIAI (Multidisplinary Institute of Artificial Intelligence) が、ディープ・ラーニングAIアプリケーション向けのQLS1046-Space処理モジュール (Quad Arm® Cortex® A72と4GB DDR4メモリ搭載の耐放射線性モジュール) のパフォーマンスを評価しました。この研究では、純粋なコンピューティング性能を評価し、総合的な推論ベンチマークを実施して最終的にトレーニング能力を評価しました。その結果、QLS1046-Spaceは適切な処理能力を提供することができ、宇宙空間での画像処理の深層学習を実行できることがわかりました。この評価結果は公表されています。
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EV12DS480、12ビット8GSps – これからの宇宙機器に適したD/Aコンバータ
2021/09高信頼性で高性能を要求される宇宙機器での使用に応えるために、EV12DS480 DACは過酷な宇宙環境での性能を評価するための試験が行われてきました。EV12DS480は12ビットで8GSpsのDACです。これからの宇宙機器で御使用頂くために設計され、さまざまな信頼性等級(NASAグレード1を含む)で提供されます。耐性保証試験項目には重イオン(HI)測定とトータルドーズ(TID)測定があります。TID試験は、被試験デバイス(DUT)の機能性と性能のパラメータドリフトを評価するために実施します。HI試験は、シングルイベントラッチアップ(SEL)とシングルイベント効果(SEU[1]、SEFI[2]、SET[3])が評価されます。
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戦略的エッジコンピューティングは 防衛システムを進化させます
2021/09宇宙航空電子防衛システムの開発者は、信頼性の高い正確な判断を瞬時に下す一方で、データ転送や計算に関わる問題に対処しなければなりません。通常、防衛システム開発においては、商用技術を利用します。しかし軍事システムと商用システム間では、特に戦略的出発点に決定的に重要な違いがあります。商用システムとは異なり、軍用システムではヘテロジニアス・ネットワークの中で様々な処理、データの授受、意思決定を行うマルチホップ・ネットワークを使います。これらはすべて、電波妨害や電子戦などの攻撃者の行為に応戦する為に動的環境内に存在します。
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Ka バンドまでのダイレクトアクセスが可能な Teledyne e2v のデータコンバータを使用した、RF ソフトウェアリゼーションを提案します
2021/09この記事で説明するのは、宇宙産業が現在直面している新しいテクノロジーです。
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超高速デジタル化システムにおける決定的遅延確保のための容易な設計
2021/06今日、最新のシステム設計の多くで、決定的遅延についての考察が進んでいます。これまでの取り組みでは、データ伝送速度の向上と帯域幅の拡大に重点が置かれていましたが、最近のアプリケーションでは、データパケッ
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Teledyne e2v の宇宙グレード DDR4 を使用したハード ウェア設計における考慮点
2021/05高速で信頼性が高く耐放射線性に優れたメモリは、複雑な宇宙用エッジ・コンピューティングシステムに必要不可欠です。
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歴史を作る: 先進のシステムイン・パッケージ技 術によってダイレクトRFコンバージョンが可能に
2021/04ADCやDACの性能仕様やフォームファクター、そして新たなセンサー技術(Rx、Tx)の進化とともに、RFデータ変換システムも急速に変化しています。
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Teledyne e2vのプロセッシングモジュールが防衛産業界で選ばれる最大の理由
2021/02プロセッサとDDRメモリは、軍事、防衛、航空分野のコンピューティングシステムの中核をなすものです。
現在、最先端のCOTSプロセッサの性能は、これまでの軍事・航空システムを大幅に上回っています。
軍事・防衛システム開発の設計には5~10年かかります。そのためシステム運用を始める頃には、市場で入手可能な最新技術との間にかなり大きなギャップが生じます。
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高速データ取得ソリューションが実現する、UHF部分放電検知による電力網のモニタリング
2021/0220世紀を通じて、電気はどこでも使えるユビキタスなものになり日常生活に欠かせないものとなりました。いうまでもなく、現在の電力供給を支える電力網は非常に複雑です。古いシステムの保守や更改、旧式の設備と新しいグリーン発電ソリューションとの接続、日々変動するエネルギー需要へのサポート、混雑した地域へのエネルギーの長距離輸送、必要基準への適合、そしてこうした課題に取り組みながら、最終的には顧客満足度を向上させる必要があります。このため、ここ数十年間は停電を防ぐ方法について強い注目が集まっており、設備に起こりうる問題のモニタリング、予測、および予防などについて集中的に研究されています。
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未来はそこまで来ています:Teledyne e2vのクアッドコアARM® Cortex®-A72 耐放射線マイクロプロセッサが、宇宙システムや衛星プロジェクトで要求される大規模演算に変革をもたらします
2020/12宇宙飛行システムは過去60年の間に、急速な発展を経験してきました。軍事から天気、地球観測、通信(特に5Gネットワークが地球規模で進んでいるため)に至るまで、一つの技術的問題が一貫して存在しています。それは、高速で信頼性の高い宇宙グレードのマイクロプロセッサを選択し、実装することです。