マイクロ波ADC/DACのリモートアーキテクチャを実現するための、ディジタル光ハーネスPoCのデモ
コッパー・ケーブルを光ファイバーに置き換えることによって、遠隔地のマイクロ波データコンバータをFPGAなどの中央データ処理装置に接続することができるようになります。その為の光デジタルハーネスを初めて実証しました。光ファイバーを使用すると、サンプルデータ、制御信号、同期信号、基準クロックを非常に長い距離伝送できるため、同軸コッパー・ケーブルと比較して重量が減り、データ密度が向上します。この手法は、遠隔マルチデータコンバーターやフェーズドアレイシステムで特に効果を発揮します。
ホワイトペーパー: 光リンクによる新しいデータコンバーター・インターフェースが柔軟なシステム構成を可能にする
コッパーではなく光ケーブルでマルチチャンネルのマイクロ波無線システムを構築できたら、と想像してみてください。このパラダイムシフトには、次のような複数の利点がありそうです。
- サンプル、制御データ、設定データ、基準クロック、同期信号を光ファイバー経由でストリーミング送信することにより、無線フロントエンドの設計と信号分配を簡素化しながら、同時にケーブルの質量を削減できる。
- 将来の無線設計においてコッパー配線をなくすことで、設計の自由度と柔軟性を高めると同時に、クロストークとチャンネル間干渉を低減して、性能を向上させることができる。
- この光ファイバーコンセプトにより、フロントエンドのアナログ設計とバックエンドのデジタル信号処理の分離が実現され、完全なデジタルアンテナの到来が予見されます。
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