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18 July 2024

Teledyne e2v、航空宇宙・防衛用途向けにアップスクリーンしたArm®ベースの高信頼性LX2160プロセッサを発売

Teledyne e2vは、NXPLX2160 16コアArm® Cortex® A72ベースのプロセッサの-55℃~+125℃における信頼性の高い動作を保証します。

グルノーブル、2024716 – Teledyne e2vは、-55℃~+125℃の温度範囲で動作するLX2160のアップスクリーンバージョンを認定し、発売したと発表しました。このミリタリ・グレード認定プロセッサは、16コアArm® Cortex® A72の設計を実装しており、エッジでのAI活用のためのコンピューティングシステム、シングルボードコンピュータ(SBC)、および航空宇宙・防衛機器に組み込まれるその他の演算集約型システムにおいて、最小のフォームファクタと最適化されたパワーエンベロープでの比類ない性能を保証します。

Teledyne e2vも認定したNXPの64ビットArm® Layerscapeポートフォリオのクアッドコアプロセッサである前世代プロセッサLS1046と比較して、電力効率に優れたLX2160では組み込みシステムの設計者に対し1ワットあたり26億回の命令実行を保証できます。4倍のコア数と6倍のDMIPS(2.2 GHzで201k DMIPS)の演算能力を持つLX2160は、データの高速スイッチングとルーティングを実現するため、2つのDDR4インターフェース、100 GbE、複数のPCIe Gen3.0、SATA Gen3.0が航空宇宙および防衛用途向けに大きな性能上の利点をもたらします。また、Arm®ベースのシステムで先に開発済みのソフトウェア資産を、より多くの演算をこなせる設計またはシステムアップグレードに容易に移行する道筋をつくることもできます。

Teledyne e2vミリタリ・グレード認定によって、LX2160プロセッサは-55℃~+125℃の幅広い動作温度範囲での機能性を設計者に保証されます。このデバイスは。40 mm×40 mmのコンパクトなパッケージに収められているため、実装面積を小さく設置スペースを最小限に抑えることができます。さらに、Teledyne e2vはLX2160プロセッサを15年以上サポートすることを約束しており、コストのかさむ製造中止の問題を回避できます。

「NXPのフラッグシッププロセッサであるLX2160のミリタリ・グレード認定により、Teledyne e2vは、航空宇宙および防衛分野のお客様に対し、演算負荷の高い用途に必要な高性能をお届けできます」と、Teledyne e2vのデジタル処理ソリューション担当のマーケティングおよび事業開発マネージャー、Thomas Guillemainは述べています。「我々はすでに、来年の発表に向けて、LX2160の宇宙用認定バージョンの開発に取り組んでいます」。

ミリタリ・グレード認定を受けたLX2160プロセッサのサンプルは、現在入手可能です。詳細については、以下をご覧ください。https://www.teledyne-e2v.jpn.com/products/semiconductors/processors-and-processing-modules/lx2160/

Teledyne e2vについて

Teledyne e2vのイノベーションは、ヘルスケア、ライフサイエンス、宇宙、輸送、防衛、セキュリティ、産業の各市場における開発を主導しています。Teledyne e2vの他に類を見ないアプローチでは、お客様の市場や用途の課題に耳を傾け、革新的な標準ソリューション、セミカスタムソリューション、またはフルカスタムソリューションを提供するためにお客様と提携し、お客様のシステムの価値を高めています。

 

報道関係お問い合わせ先:
yuki.Chan@teledyne.com