Teledyne e2vは、モーションアーティファクトなしで、あらゆる光環境で動作可能な初の高解像度ToFセンサーHydra3D+をリリースします。
フランス、グルノーブル、2023年1月10日、Teledyne Technologies[NYSE: TDY]の子会社であるTeledyne e2vは、Hydra3D+のリリースを発表しました。これは、832 x 600ピクセルの解像度を搭載した新しいToF CMOSイメージセンサーで、多用途の3D検出および測定用にカスタマイズされています。
Teledyne e2vが持つ独自のCMOS技術を用いて設計されたHydra3D+は、非常に高速な転送時間(10nsから開始)を提供する最新の10µm 3 Tapピクセルを特徴とし、近赤外波長で高い感度を示す同時に、優れた復調コントラストが備わっています。 この的確な組み合わせにより、たとえシーン内に高速で移動する対象物が存在する場合でも、モーションアーティファクト無しで、センサーはリアルタイムで動作し、短距離で優れたテンポラルノイズを実現します。これは、ピック&プレース、物流、工場オートメーション、工場の安全性などの用途において必要不可欠な要素です。 革新的なオンチップマルチシステム管理機能により、センサーは誤った測定につながる可能性のある干渉を受けることなく、複数のアクティブシステムと同時に動作できます。
Hydra3D+の優れた感度により、照明電力を効果的に管理し、幅広い反射率を処理できます。 また、その高解像度、効率的なオンチップHDR、特徴的なon-the-flyのフレキシブルな構成により、距離範囲、対象物の反射率、フレームレートなど、それぞれの用途に合わせて、パラメーター間における最適なトレードオフが実現できます。 これにより、無人搬送車、監視調査、ITS、ビル建設などの中・長距離の用途他、屋外で使用する事も可能です。
この妥協のない3Dパフォーマンスを備えたセンサーは、リアルタイムでフレキシブルな3D検出を必要とするお客様のご要望を考慮して設計されています。 システムの費用対効果を非常に高いものにできるコンパクトなセンサーで、2Dと3Dの両方でキャプチャーされた広範囲な視野シーンを提供します。
Teledyne e2vの3DイメージングのマーケティングマネージャーであるHa Lan Do Thu氏は、「現在、多くのToFセンサーは、モーションアーティファクトに悩まされており、変化する動作条件で即座に機能することができません。 しかし、Hydra3D+を使用することで、最高水準の3Dパフォーマンスや2Dと3Dモード両方での妥協のない画質だけでなく、すべての距離範囲と条件において、さらに、複数のシステムが動作している場合や屋外環境であっても、信頼性の高い3D測定を簡単に実現できます」と述べています。
資料、サンプル、開発ツールは、お問い合わせを頂き次第お届けします。 その他、お客様のHydra3D+動作評価をサポートする、弊社独自のモデリングツールもご用意しております。
Teledyne e2vについて
Teledyne e2vのイノベーションは、ヘルスケア、ライフサイエンス、宇宙、輸送、防衛、セキュリティ、および産業市場の発展をリードしています。 Teledyne e2vは、市場の声やお客様のアプリケーションへの課題に耳を傾け、お客様とパートナーシップを組むという独自のアプローチを採用しています。標準、セミカスタム、フルカスタムの革新的イメージングソリューションをお届けすることにより、お客様のシステムにさらなる価値をもたらします。
詳細につきましては、www.teledyne-e2v.jpn.com/imagingをご参照ください。
Teledyne e2vへのお問い合わせ:yuki.chan@teledyne.com