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19 November 2024

Teledyne e2vがLX2160-Spaceエンジニアリングモデルを搭載したArm®をサンプル配布を開始。LX2160-Spaceを使用した宇宙プロジェクトの設計と検証を始めましょう。

non-Space batchを元にしたLX2160-Spaceエンジニアリングモデル(EM)は、フライトモデルと同じ外観、形状、機能を有します。

2024年11月19日、グルノーブル – Teledyne e2vは、LX2160-Space 16コアArm® Cortex® A72ベースのシステムオンチップ(SoC)プロセッサのエンジニアリングモデルを発表しました。これにより、宇宙で確実に機能する高スループット・コンピューティング・パワーが求められるアプリケーションを想定したハードウェアとソフトウェアの検証が可能となります。LX2160-Spaceエンジニアリングモデルは、フライトモデル(FM)と同じ外観、形状、機能を有します。

LX2160-Spaceは、地球観測衛星から早期警報システム、5G NTN(非地上系ネットワーク)衛星通信(SatComs)のデータ処理などの電気通信に至るまで、宇宙空間における多くのヘビーコンピューティングアプリケーションに使用できます。200k DMIPSの処理能力を持つこのプロセッサは、計算量の多いデータや画像の処理タスクにも適しています。その豊富な周辺機器群と約2Wというコア当たり高い電力消費効率により、組み込みエンジニアに最小のフォームファクタと最適な電力エンベロープで比類のない性能を保証します。

LX2160は、Teledyne e2vの40年以上にわたる経験と、高信頼性環境に適したデジタル処理ソリューション(当初はPowerPCプロセッサ、現在はArm®を基盤としたもの)における実績を生かして開発されました。現在、Teledyne e2vは、Arm®ベースのLX2160を軍事規格に完全適合したデバイスとして提供しています。Teledyne e2vのLX2160-Spaceプロジェクトは、現在開発中です。耐放射線特性評価は現在進行中であり、いくつかのレポートがすでにお客様に提供されています。Teledyne e2vは、2025年下半期にNASAレベル1まで認定された耐放射線宇宙グレード製品群を揃えることを提案しています。

データ処理システム担当マーケティングおよびビジネス開発マネージャーのThomas Guillemainは、「LX2160-Spaceエンジニアリングモデルの発売という中間目標を達成できたことを大変うれしく思います。当社もこのデバイスには、かなりの関心を持っています。実際に通信衛星ではより多くのデータパケットを高速で処理する必要があり、地球観測衛星ではより高いセンサー解像度とより高いフレームレートが要求され、さらに最も重要な点として、AIアルゴリズムの実行を含め、船内で自律的な判断を下すためのデータ量が増加している中、LX2160-Spaceが宇宙アプリケーションに最適な処理チップセットと言えます」と語っています。

LX2160-Spaceは、New SpaceからNASA 1まで、複数の宇宙グレードのものが用意される予定です。

詳細は、https://www.teledyne-e2v.jpn.com/products/semiconductors/processors-and-processing-modules/lx2160-space/をご覧ください。

 

eledyne e2vについて
Teledyne e2vのイノベーションは、ヘルスケア市場、ライフサイエンス市場、宇宙市場、輸送市場、防衛市場、セキュリティ市場、産業市場における開発を主導しています。Teledyne e2vは、他に類を見ない取り組みとして、お客様の市場とアプリケーションの課題を把握し、新たな基準を打ち立て、セミカスタムまたは完全カスタムのソリューションを提供するためにお客様と協力し、お客様のシステムの価値を高めています。

Teledyne e2vお問い合わせ先

Yuki Chan – MarComマネージャー
電話:+852 3679 3652
メール:yuki.chan@teledyne.com