Teledyne e2vの耐放射線宇宙用プロセッサQuad ARM® Cortex®-A72、TID試験で100kradを達成
19 November 2020 | Semiconductors
フランス、グルノーブル、2020年11月19日-Teledyne e2vは、評価の高いプロセッサLS1046-Spaceが電離放射線(TID: total ionizing dose)照射試験において100kradという厳しい数値を達成したことを発表しました。64ビットのプロセシングコアArm® Cortex®-A72を4コア搭載するこのマルチコアのデバイスは、TID照射試験後、通常どおり動作しました。この試験結果は、60MeV.cm²/mgを超える重イオンを照射した際のシングルイベント・ラッチアップ(SEL)やシングルイベント・アップセット(SEU)についてこれまでに得られているデータに加わるものです。 最大1.8GHzの動作周波数で稼働するTeledyne e2v LS1046-Spaceは、NXPプロセッサテクノロジーに基づいています。8ビットの誤り訂正符号(ECC)と全コアで共有する2メガバイトのL2キャッシュを備える64ビットDDR4 SDRAMメモリーコントローラを内蔵しています。L1キャッシュ、L2キャッシュともにECCで保護されており、データ破損に対する高い耐性を提供します。この高信頼性プロセッサは780ボールのBGAパッケージで提供され、10Gbitイーサネット、PCI-Express(PCIe)3.0、SPI、I2C、複数のUARTなど多彩なインターフェースが組み込まれています。NASA Level...
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