Texas Instruments の電源を、Teledyne e2v の 宇宙用 DDR4 メモリと組み合わせて使用する
画像・動画処理、人工知能(AI)、テレコミュニケーションなど、最先端の宇宙用コンピューティングの最先端の領域では高度な演算が行われるため、プロセッサ、FPGAs、ACAPなどの演算に特化したデバイスが重要となります。このようなデバイスでは内部メモリは限られているため、高速で高密度な外部メモリであるDDR4メモリを利用して、負荷のかかる演算処理をサポートする必要があります。
Teledyne e2vは、耐放射線、宇宙グレードのDDR4(DDR4TxxG72)を初めて提供したメーカーです。最初は4GBの密度でしたが、より高密度な8GBデバイスをポートフォリオに加え、宇宙用のユースケースにおいて拡大を続ける演算やストレージ容量のニーズに応えてきました。
DDR4メモリには専用の電源が必要です。特に、終端電圧(VTT)レギュレータは、Address Control Command(ACC)バスの終端抵抗の電源を制御するため、重要です。この電圧は、1GHzを超えるDDR4バスのトランザクションが1GHzを超えるほど高い周波数となることから、高い帯域幅で正確に調整可能になっている必要があります。このほか、メモリには、部品のロジック部に供給する電圧レギュレータも必要です。Texas instruments(TI)には様々な宇宙グレード電源ICがあります。宇宙という放射線環境でTeledyne e2vのDDR4メモリに電源供給するための要件を満たしたものです。
このホワイトペーパーでは、まずTeledyne e2vの DDR4メモリと関連するTexas Instrumentsの終端電圧レギュレータについて、概要を説明をします。それから、提案する電源付きのDDR4メモリの実装について説明します。
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