Teledyne e2v、次世代の3Dビジョンシステム用として柔軟性に優れた独自の高解像度ToFセンサーを発表

新しいHydra3D CMOSイメージセンサーは、ロボティクス、物流、無人搬送車、屋外用途などにおいて、クラス最高の3Dパフォーマンスを提供

フランス、グルノーブル, Aug. 11, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) — Teledyne Technologies（NYSE: TDY）の傘下にあり、イメージングソリューションの世界的なイノベーターであるTeledyne e2vは、3D検出および測距向けとして、新しいタイム・オブ・フライト（ToF）方式CMOSイメージセンサー、Hydra3D™を発表します。センサーは、視覚誘導型ロボティクス、物流、無人搬送車といった、最新の産業用途をサポートします。高解像度と柔軟な構成にオンチップHDRを融合したHydra3Dは、監視、ITS、建設現場、ドローンなど、屋外での用途に最適です。

最新の10 µmスリータップピクセルを採用したセンサーは、Teledyne e2v独自のCMOSテクノロジーに基づく設計により、高付加価値のアナログ半導体ファウンドリソリューションで先端を行く、Tower Semiconductorが製造を担当。832 x 600ピクセルの解像度を備えたHydra3Dは、最速で20nsの高速転送時間、復調時の優れたコントラストと感度を実現します。センサーは、屋内外において短、中、長距離のリアルタイムによる運用が可能で、優れた時間的精度を合わせて提供します。

Hydra3Dは、驚異的な性能と高度の設計柔軟性を他に類を見ないレベルで兼ね備えており、お客様に次のメリットを提供します。

• 革新的なスリータップピクセルにより、動きが速い場面における信頼性の高い3D検出とリアルタイムでの判断が可能になり、被写体ブレのない、30 fps を超えるデプスマップを実現
• 2Dと3Dの両方で広視野を確保し、システムのコスト効率化に寄与
• さまざまなシーンや照明条件で際立つ適応性。独自のオンチップHDR機能を搭載したセンサーにより、距離範囲、被写体の反射率、フレームレートなどの間でのトレードオフが可能な柔軟性の高い構成とともに、環境光に対する強さも実現
• 独自のオンチップ機能による堅牢なマルチToFシステムにより、相互干渉なく非同期システム間における同時作動を実現

Teledyne e2vの3Dイメージング、マーケティング部長であるHa Lan Do Thuは、次のように語りました。「市場初のマルチタップ高解像度センサーである、最新のタイム・オブ・フライト方式センサーを発表できることを大変うれしく思います。Tower社とのパートナーシップにより、あらゆる運用条件下における2Dと3D両モードでの妥協のないイメージ品質などを含め、3Dパフォーマンスを最高レベルでお客様に提供できるようになります。」

Hydra3Dには評価キット（Hydra3D EK）が準備されており、お客様は複数の用途設定でセンサーを評価することができます。キットには、コンパクトな2/3インチ光学フォーマットの校正済みモジュール、近赤外照明の光源と光学レンズが含まれています。短距離（最大5メートル）または中距離（最大10メートル）のタイム・オブ・フライトを実行する2つのバージョンがあり、視野は60° x 45°または40° x 30°から選べます。また、フル解像度でリアルタイム3D情報を取得できます。加えて、Hydra3Dの運用を評価するお客様をサポートするために、独自開発による複数のモデリングツールをご利用いただけます。

Teledyne e2vのプロフェッショナルイメージング担当部長であるRafael Romayは、次のように述べました。「優れた技術革新とTower社とのパートナーシップが、この革新的で最新のToFイメージセンサーの開発におけるカギであり、当社が市場でこのクラス最高のソリューションを提供するための一助となっています。」

Tower社のセンサー・ディスプレイBU担当本部長および部長であるAvi Strum博士は、加えて次のように語りました。「Hydra3Dのリリースに胸を躍らせています。Teledyne e2vとの強力なパートナーシップは15年以上に及んでおり、最先端を行く同社製品の多数は、Towerが製造を担当しています。Hydra3D ToF製品は、ToF市場に対するTowerの戦略的投資の方向性と高い整合性があります。その他多くのTeledyne e2vの製品でも、当社の世界トップレベルのCISテクノロジーが活用されることを楽しみにしています。」

サンプルは2020年8月に、評価キットは2020年9月にそれぞれ提供の予定です。詳しくは、製品ページもしくは、お問い合わせをご覧ください。

報道関係者向けのお問い合わせ先：
yuki.chan@teledyne.com

編集者への注記：
Teledyne e2vは、Teledyne Imaging Group傘下の会社です。同社のイノベーションは、ヘルスケア、ライフサイエンス、宇宙産業、輸送、防衛および安全保障、工業などの分野における開発をリードします。Teledyne e2vのユニークなアプローチには、市場やお客様の用途における課題に耳を傾けることや、お客様との提携により、革新的な標準、セミカスタム、またはフルカスタムのイメージソリューションを提供して、お客様のシステムの価値を高めることなどが含まれます。

詳しくは、imaging.teledyne-e2v.comをご覧ください。

Teledyne Imagingは、Teledyne傘下の最先端テクノロジー企業グループです。Teledyne Imagingは、長年の経験と、業界全般における専門技術を有する比類のない集団です。グループ内の各社は、単独でクラス最高度のソリューションを提供します。またグループとして各社それぞれの強みを統合また活用し、世界中で幅広く奥深いイメージングおよび関連技術のポートフォリオを提供します。航空宇宙から産業検査、科学的調査、分光測定、放射線撮影や放射線治療、地理空間測量、そして最先端MEMSや半導体ソリューションにいたるまで、Teledyne Imagingは、最も困難な業務を取り扱うためのカスタマーサポートと、技術的専門知識を世界各地で提供します。同グループのツール、テクノロジー、また視覚ソリューションは、お客様にユニークな競争上の優位性をもたらすために構築されています。

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